油絵の大作で描くテーマは博多祗園山笠
清水 俊次郎 さん
上新川端町総代
上川端商店街振興組合 理事
油絵を描き始めたきっかけは何ですか?
もともと絵が好きだったんです。自分でも描いてみようと思って、本格的に油絵を習い始めたのは、20年くらい前です。最初は水彩画をやっていて、油絵にも興味を持つようになり、油絵をはじめました。
満を持して、福岡市美術展に出品したのが、平成15年の春のことです。そこで入選し、秋の福岡県美術展覧会でも、別の作品で入選しました。この時のエピソードは、長谷川法世さんの画文集「こりゃたまがった」(海鳥社 2004年発行)にも紹介されています。それ以後も、いくつかの賞をいただいています。
博多祇園山笠をモチーフにして描くことが多いのでしょうか
私は太平洋美術会に所属していて、そちらの展覧会に出品する作品は、山笠をテーマにしています。太平洋美術会の展覧会「太平洋展」は、年に1回、全国を巡回しており、福岡では、今年は6月に福岡市美術館で開催されました。
山笠をテーマにしたものは、100号以上の大作で20枚くらい、小さいものまで含めると100枚くらいあります。でも、それ以外にも、風景や人物など、いろいろなモチーフで描いていますよ。今年、天神でひらいた個展でも、山笠を中心に、静物画や風景画を展示しました。
絵を描くときには、何を大切にされていますか?
特に大きな絵を描く時に大切なのは構図ですね。写真の通りに、そのまま描いても面白くない。どこを見せたいか、強調したいか。動きや空気感をどう出すか。そういったことを意識して、色づかいやバランスを考えます。
展覧会など以外で、清水さんの絵を観ることはできますか?
大きいものでいうと、久留米大学医療センターに飾ってあります。今年は、筥崎宮にも奉納しました。その他、上川端商店街振興組合の事務所の応接室や、某お菓子工場の社長室の前など、いくつかあります。
清水俊次郎さんの受賞歴
太平洋展 9 回
太平洋西日本展 1 回
福岡県美術展 2 回
福岡市美術展 7 回
じいちゃんとばあちゃんの図画展 3回
博多町家思い出図画展 2 回