地域への貢献で祇園の町を
さらに賑やかに盛り上げたい
佐藤 まさみ さん
博多屋台 天新 大大将
こちらの屋台はどのくらい前から営業されてるのですか?
父親の代から数えて、今年で43年目になります。最初は天ぷらを出す屋台だったので屋号が「天新」ですが、今は屋号はそのままで、串ものや焼きラーメンを中心に出してます。
最初は萬行寺の前で営業していたんですよ。でもそこから少しずつ場所を移して、現在はキャナルシティ博多イーストビル(第2キャナル)前で営業しています。場所がキャナルシティの前なので、遊びにきた観光客の方や出張のビジネスマンの方にもよく来て頂きますけど、仕事帰りとか家が近所の地元のお客さんも多いですね。ふらっと女性1人で寄ってくれる人もいます。
大大将が二代目なんですね
そうです。私が継いだのが20年ほど前。それまでは別の仕事をしていました。今は三代目になる息子の裕太も一緒に働いています。三代目もいるし、これからも50年、60年と頑張って続けていかんとね。
祇園町にどんな想いがありますか?
私自身、生まれも育ちもずっと博多で、おぎゃーと生まれた時から山笠にも出てますから(笑)。地域への愛着というか、盛り上げたい気持ちは人一倍強いですよ。
祇園町は博多駅と中洲のちょうど中間。言わば通り道なので、「ただの通過点にならないように」と、できる範囲で色々な取り組みをしています。うちが取りまとめて、祇園町界隈の飲食店同士が集まって「博多祇園 酒酔党(さけすいとう)」っていう会を作っていて、そのみんなでバスツアーなんかも行ったりね。ついこの前も、みんなでバスを借りて牡蠣を食べに行きましたね。参加するお店は自分の店の常連さんも呼んだりして、毎回大人数で賑やかにやっています。こうやって祇園町エリアの飲食店が結束して、これからどんどん町を活性化していければと思っています。今よりもっと行ってみたいと思ってもえらえるような、魅力的な町になってくれれば嬉しいですね。
息子も参加している祇園町の青年会でも、櫛田神社のボランティア清掃や火の用心の巡回などの地域活動に参加してますし、冷泉校区の運動会にも毎年参加したりして、できることはどんどん貢献していきたいですね。